2015-12-10_15h28_58
メディクイックHゴールドは、ロート製薬が販売するかゆみ止め薬(第②類医薬品)です。以前「メディクイックH」として販売されていたものが、2014年にバージョンアップして「メディクイックHゴールド」となりました。

頭がかゆい人のための薬

パッケージにデカデカと「頭がかゆい」と書かれていることからもわかるとおり、まさに頭がかゆい人を対象とした薬です。ローションタイプの薬で、頭に直接塗ることができます。

効能・効果
湿疹、皮膚炎、かゆみ、かぶれ、じんましん、あせも、虫さされ

用法・容量
1日数回、適量を患部に塗布する

成分(1ml中)
●プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル(PVA)1.5mg
→アンテドラッグステロイド。湿疹、かぶれなどによる炎症を抑える。
●グリチルレチン酸10mg
→甘草由来の成分。炎症やかぶれを抑える。
●クロタミトン50mg
→かゆみを抑える。
●アラントイン2mg
→抗炎症作用、傷の修復を促進する。
●イソプロピルメチルフェノール1.5mg
→殺菌作用により化膿を防ぐ。
●l-メントール35mg
→スーッとする清涼感でかゆみを緩和する。

※添加物として、エタノール、1,3-ブチレングリコール、ラウロマクロゴール、疎水化ヒドロキシプロピルメチルセルロース、pH調節剤、ヒアルロン酸Naを含有する。

メディクイックHゴールドの特徴

この商品の最大のウリは、「抗炎症成分が基準内最大量配合!」ということ。これはどういうことか言うと・・・。

薬局などで売ることができる薬(一般医薬品)には、入れられる薬効成分の限度量というのが決まって、あまり多くは入れられないんですね。副作用が出る可能性がある強力な成分は特に。

つまり、「抗炎症成分が基準内最大量配合」というのは、薬局で売ることができる最大限の量の【抗炎症成分】が入ってますよ~、ってことです。

病院で処方してもらえる薬ほど強くはないけれども、薬局で売れる薬の中では最大の効き目がありますよ、ってことを言いたいんでしょう、メーカーさんは。

ここで言われている「抗炎症成分」というのは、具体的には

  • プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル1.5mg
  • グリチルレチン酸10mg

のことです。

メディクイックHゴールドはステロイド入り

このプレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル(PVA)というのは、ステロイド成分です。パッケージの表面に目立つような「ステロイド」という文字はないので、ステロイドと知らずに買ってしまう人も多いでしょうね。

プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステルは、アンテドラッグ型と呼ばれるタイプのステロイドです。アンテドラッグとは、塗った皮膚で効果を発揮した後、体内に吸収されると分解して作用が弱くなる成分のことです。

◆アンテドラッグ型ステロイドは、安全で副作用もないのか?

ステロイドが入った塗り薬の副作用は、体内に吸収されて起こるものと、塗った患部で起こるものの2種類があります。

アンテドラッグステロイドは、体内では働きが弱まるため、体内で起こる副作用は少なくなります。しかし、塗った皮膚表面での作用の強さは普通のステロイドと変わらないため、「アンテドラッグステロイドだから安全性が高い」とは言えません。

アンテドラッグステロイドであっても、通常のステロイドど同じく、副作用が出る可能性は十分にあります。

薬局で売れる最大レベルのステロイド入りなので、副作用には注意しましょう

副作用を起こさないためには、長期間使わない、広範囲に使わない、目や唇に使わない、化膿部分には使わない、など、説明書きに記載された注意事項をしっかり守ることが大切です。

副作用のあるステロイド剤を使うのが不安という人は、肌にやさしい非ステロイドの頭皮ケア美容液も販売されているので、そちらを利用した方がよいでしょう。

かゆみが激減したとの口コミ多数!頭皮ケア美容液とは?

メディクイックHゴールドとメディクイックHの違い

メディクイックHゴールドのパッケージには「頭がかゆい 頭皮湿疹治療薬」と書かれてます。それに対して「メディクイックH」のパッケージには「かゆくてつらい頭皮湿疹に」と書かれています。

この2種類の薬はどう違うのか、どちらを使えばいいのか?と悩んでしまう人もいるかもしれませんね。そんな人に向けて、ここでは2つのメディクイックHの違いについて解説します。

まず、メディクイックHは2011年に発売されたメディクイックHに対して、メディクイックHゴールドは2014年に発売された新商品です。ゴールドは、従来のメディクイックHに比べていろんな意味でパワーアップしています。

2つのメディクイックHの主な違いを表にしました。

メディクイックHゴールド
(新製品)
メディクイックH
(従来品)
発売年 2014年 2011年
塗布形状 ローションタイプ
(頭皮に直接塗布できるダイレクト容器)
スプレータイプ
内容量 20ml 14ml・30mlの2種類
有効成分(1ml中) ・プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル(PVA)1.5mg
・グリチルレチン酸10mg
・クロタミトン50mg
・アラントイン2mg
・イソプロピルメチルフェノール1.5mg
・l-メントール35mg
・プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル(PVA)1.5mg
・クロタミトン50mg
・イソプロピルメチルフェノール1.5mg
・l-メントール 10mg

形状の違い

従来のメディクイックHはスプレータイプでしたが、新しいメディクイックHゴールドは、頭皮に直接容器を押し当てて薬を塗れるローションタイプになりました。なので、ゴールドの方は、かゆみのある部分や湿疹部にピンポイントで薬を塗れるというメリットがあります。

成分の違い

ステロイド(プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル)の量は、どちらも同じです。成分において、メディクイックHゴールドがパワーアップしたのは次の点です。

  • 抗炎症成分のグリチルレチン酸追加
  • 傷を修復する作用があるアラントイン追加
  • 清涼感のあるl-メントール増量

炎症を抑える成分が追加されているので、成分的にはメディクイックHゴールドの方が良く効くと言えるでしょう。

まとめ

  • メディクイックHゴールドは、メディクイックHに比べて有効成分が増えパワーアップした。
  • 効き目の強さで選ぶなら、メディクイックHゴールドがおすすめ。
  • 頭に直接塗るタイプが使いづらいという人は、スプレータイプの従来型メディクイックHがおすすめ。

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