ライオンが販売しているフケ・かゆみ対策の薬用シャンプーには、オクトとオクトセラピエの2種類があります。この2種類は一体どう違うのか、どちらを選んだら良いのか迷う人も多いかと思います。

ここでは、オクトとオクトセラピエの違いについて説明していきたいと思います。

外観の違い

まずは外観を見てみましょう。

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オクトはグリーンを基調とした素朴なデザインなのに対して、オクトセラピエは、薄いグレーを基調としたスタイリッシュな箱に入っていて、高級感がある見た目です。オクトは男性向け、オクトセラピエは女性向けといった印象を受けます。

パッケージの記載はこうなっています。


◆オクト薬用シャンプー
フケ・かゆみを防ぐオクトピロックス配合
スッキリと清潔な地肌に
マイルドフローラルの香り

◆オクト薬用リンス
フケ・かゆみを防ぐオクトピロックス配合
清潔な地肌となめらかな髪に

◆オクトセラピエ薬用スキンケアシャンプー(※箱入り)
乾燥させたくない地肌のために
原因菌(カビ)の増殖を抑えフケ・かゆみを防ぐ
殺菌・抗菌化成分オクトピロックス配合
低刺激処方
100%天然香料ナチュラルアロマ

◆オクトセラピエ薬用スキンケアコンディショナー(箱入り)
地肌と髪を乾燥から守る
原因菌(カビ)の増殖を抑えフケ・かゆみを防ぐ
殺菌・抗菌化成分オクトピロックス配合
髪のダメージも補修し仕上がりなめらか
低刺激処方
100%天然香料ナチュラルアロマ


パッケージのうたい文句を見てみると、セラピエの方は「低刺激」「天然」「乾燥」などのキーワードが書かれており、オクトよりもナチュラルで保湿力がアップしているような印象を受けます。

成分の違い

実際に中身もそうなっているのか、成分について比較して見ていきます。オクトとセラピエで異なる成分については、下線をつけています。


◆オクト薬用シャンプー
有効成分:ピロクトンオラミン
その他の成分:ラウレス硫酸Na、ラウリン酸アミドプロピルベタイン液、POEラウリン酸エタノールアミドへキシレングリコールPOE水添ヒマシ油ジステアリン酸グリコールラウリルジメチルアミンオキシド液、クエン酸、香料、無水硫酸Naモノラウリン酸ポリグリセリル塩化トリメチルアンモニオヒドロキシプロピルヒドロキシエチルセルロース塩化ジメチルジアリルアンモニウムアクリルアミド共重合体液メタクリロイルエチルベタインメタクリル酸エステル共重合体液甘草抽出末安息香酸Na黄203緑3

◆オクト薬用リンス
有効成分:ピロクトンオラミン
その他の成分:PG、ステアリルアルコール、ジメチコン、ヤシ油脂肪酸ソルビタン、高重合ジメチコン-1、ステアルトリモニウムクロリド、無水エタノール、ヒドロキシエチルセルロース、香料、ステアリン酸ソルビタンPOE(30)ラウリルエーテルリン酸甘草抽出末メチルパラベン黄203青403

◆オクトセラピエ薬用スキンケアシャンプー
有効成分:ピロクトンオラミン
その他の成分:ラウレス硫酸Na、ラウリン酸アミドプロピルベタイン液、ソルビット液ラウリン酸ポリグリセリルBGPGPOE硬化ヒマシ油、香料、塩化トリメチルアンモニオヒドロキシプロピルグァーガム、クエン酸、エタノール無水エタノール納豆エキス

◆オクトセラピエ薬用スキンケアコンディショナー
有効成分:ピロクトンオラミン
その他の成分:ソルビット液、PG、ベヘニルアルコール、ジメチコン、塩化アルキルトリメチルアンモニウム液ジイソステアリン酸ポリグリセリルステアリルアルコールアミノエチルアミノプロピルシロキサンジメチルシロキサン共重合体エマルションエタノール高重合ジメチコンメチルアミノプロピルシロキサン共重合体グリコール酸、高重合ジメチコン-1、ステアリン酸PEG、ヒドロキシエチルセルロース、香料、POE・ジメチコン共重合体ジグルコシル没食子酸アクリルアミド・アクリル酸・塩化ジメチルジアリルアンモニウム共重合体液植物性スクワランアルギニン、ステアルトリモニウムクロリド、無水エタノール、納豆エキス

有効成分

有効成分はピロクトンオラミンで、どちらも同じです。ピロクトンオラミンはオクトピロックス(商品名)とも呼ばれ、細菌や真菌を抑制する働きがあり、フケ防止用シャンプーや育毛剤によく入っている成分です。

洗浄成分

シャンプーの主な洗浄成分としては、どちらのシャンプーもラウレス硫酸Na、ラウリン酸アミドプロピルベタイン液の2種類が入っています。これらは合成界面活性剤で、洗浄力が強い反面、肌への刺激が強い成分として知られています。

保湿成分

オクトセラピエには、オクトには入っていない保湿成分(ソルビット、納豆エキス、植物性スクワランなど)が入っています。ソルビットは、ソルビトールとも呼ばれ、海藻や果物に含まれる保湿効果の高い成分です。納豆エキス(大豆発酵エキス)は、納豆のネバネバ成分ポリグルタミン酸が主成分の強い保湿力を持つ成分です。植物性スクワランは植物油から抽出された、肌を保護する保湿力の高い成分です。

着色料

オクトシャンプー・リンスには、黄203号、緑3号、青403号といったタール色素の着色料が入っているため、シャンプー・リンスそのものが薄い黄緑色をしています。一方で、オクトセラピエには着色料は入っておらず、シャンプーは透明なジェル状、コンディショナーは白色をしています。

香料

オクトにもセラピエにも香料は入っています。どちらも成分表には「香料」としか書かれていませんが、香りが違い、それぞれ別の原料を使用しているようです。オクトセラピエの方は「100%天然香料」とうたっているので天然香料で間違いないと思いますが、オクトはそういった記述がないためおそらく合成香料を使用しているのでしょう。

防腐剤

オクトシャンプー・リンスには防腐剤として安息香酸Na、メチルパラベンが入っていますが、セラピエには防腐剤は入っていません

値段の違い

オクト・オクトセラピエの価格はショップによって異なりますが、Amazonや楽天で売られているおおよその価格について比較してみます(2015年12月現在)。
オクトシャンプー320ml:約400円
オクトリンス320ml:約400円
→1mlあたり約1.25円

オクトセラピエシャンプー230ml:約900円
オクトセラピエコンディショナー230ml:約900円
→1mlあたり約3.91円

オクトセラピエはオクトのおよそ3倍の価格
です。結構お高いですね。

オクトとオクトセラピエの違いからみた考察

品質で選ぶのならオクトセラピエ

オクトセラピエはオクトに比べて保湿成分や天然成分が多く、より敏感肌・乾燥肌向けのシャンプー・リンスと言えるでしょう。品質だけを見れば、間違いなくオクトよりもオクトセラピエの方が優れています。

ただ、オクトセラピエはオクトのおよそ3倍のお値段です。3倍のお金を払って、オクトよりオクトセラピエを選ぶ価値があるかどうかと言えば、疑問です。

また、セラピエは「低刺激」と宣伝しています。確かにセラピエには防腐剤や着色料などが入っていませんし、オクトに比べたら刺激が弱めなのかもしれません。しかし、肌にダメージを与えがちな強力な石油系洗浄剤が入っていることには変わりなく、エタノールなどの敏感肌には刺激がありそうな成分、合成界面活性剤も多種類含まれています。とても低刺激とは言えない気がします。

オクトセラピエでも合わない人は多い

頭皮フケ・かゆみで悩んでいて、オクトかオクトセラピエを初めて試してみようと思っている人が、いきなり高価なオクトセラピエを購入するのはあまりおすすめできません。

というのも、低刺激と宣伝しているオクトセラピエであっても、やはり肌に合わずに余計にフケ・かゆみがひどくなる人が結構多いからです。オクトとオクトセラピエどちらにも含まれている強力な合成界面活性剤が、かぶれを引き起こす大きな原因となっています。

オクトセラピエのシャンプーとコンディショナーを買って、もし肌に合わなかったら、2000円近く損してしまうことになります。無料サンプルでもあればよいのですが、現在ライオンはサンプルの配布を行っていません。

オクトセラピエを買うぐらいならコチラがおすすめ

オクト、オクトセラピエを買うぐらいなら、肌の弱い人でも使える低刺激の頭皮のかゆみ・フケ対策シャンプーがあるので、こちらを試してみてはいかがでしょうか。


頭皮のかゆみ用美容液シャンプー「すこやか地肌美容液シャンプー」

刺激の強い合成界面活性剤や添加物が一切入っていないので、肌が弱い人でも安心して使うことができるシャンプーです。それでも万が一肌に合わなければ、返品することもできます。