頭皮のかゆみを何とかしようと思うと、ついついシャンプーや保湿剤などの外側からの頭皮ケアに目がいってしまいますよね。しかし、そういった一般的なケアだけでなく、内側から食事やサプリメントとして栄養素を体内に取り入れることでも、かゆみを改善させることができます。
ビオチン
ビオチンはビタミンB群の仲間で、ビタミンHとも呼ばれます。このビタミンがネズミの皮膚炎を防ぐことドイツ人Hautが発見したため、「H」という名前がつきました。
ビオチンには、かゆみのもとになる化学物質(ヒスタミン)が作られるのを防ぐはたらきがあります。また、皮膚の毛細血管を丈夫にして血流を良くするはたらきがあります。
ビオチンによって頭皮の毛細血管の血流が良くなると、頭皮のすみずみにまで栄養がいきわたり、新しい丈夫な皮膚が作られます。それが頭皮の荒れやかゆみの改善につながります。
ビオチンは皮膚によいビタミンとして有名で、アトピー性皮膚炎の治療にもよく使われます。アトピーの人の多くにはビオチンが不足しているという研究結果もあります。
ビオチンが多く含まれる食べ物
卵
肉類(特にレバー)
魚介類(ししゃも、たらこ、鰹節、うなぎなど)
ナッツ類(ピーナッツ、アーモンド、カシューナッツ、くるみ、ゴマ、ヒマワリの種など)
豆類(大豆、納豆など)
ビオチンを摂取する上で注意すること
ビオチンは水溶性のビタミンなので、食べて数時間すると体外に尿として排出されてしまいます。一度に摂取するのではなく、1日複数回に分けて摂取するのがポイントです。
卵白に含まれるアビジンというたんぱく質は、ビオチンと結合してビオチンの吸収を邪魔します。卵白を大量に食べる人(ボディービルダーなど)は注意が必要です。そのほか、抗生物質、睡眠導入剤、抗うつ剤などの薬品も、ビオチンの吸収を妨げます。
乳酸菌
かゆみや湿疹など皮膚の炎症を引き起こしやすい体質になってしまう大きな原因として、腸内環境が悪いことが挙げられます。便秘になると肌が荒れるという経験がある人も多いのではないでしょうか。実際に、腸内環境を整えることでアトピーなどの難治性の皮膚病が治ってしまうケースもよくあるのです。
かゆみのない健康な頭皮を保つためには、腸内環境を善玉菌優勢にすることが大切です。そのためには、有用な乳酸菌(善玉菌)をしっかりと腸内に取り入れてあげることが必要です。ヨーグルトなどの発酵食品でも乳酸菌は摂取できますが、サプリメントとして摂取するの方がより多くの乳酸菌を取り入れることができて効率的です。
おすすめの乳酸菌
頭皮のかゆみに悩む人は乳酸菌を積極的に摂ってほしいのですが、数ある乳酸菌の中でも「植物性ラクトバチルス乳酸菌」という種類の乳酸菌がおすすめです。
植物性ラクトバチルス乳酸菌は、酒粕から作られた植物性の乳酸菌です。昔から漬物や味噌などの発酵食品乳を摂取してきた日本人の腸には、ヨーグルトなどの動物性の乳酸菌よりも植物性の乳酸菌の方が合っているのです。日本人の腸との相性がよいのです。
さらに、植物性乳酸菌の中でも特にラクトバチルス乳酸菌は、免疫機能のバランスを整える抗アレルギー作用が非常に高いことが研究によって判明しています。
実際に大人のアトピー患者を対象にした研究では、この植物性ラクトバチルス乳酸菌を100mg毎日摂取することで、3ヶ月後の皮膚のかゆみや炎症が減少したという研究結果が出ているのです。
マウスに対する実験でもわかりやすい結果が出ています。
(http://orientalbio-kenko.jp/ より引用)
頭皮のかゆみに悩む人向けの乳酸菌サプリメント
頭皮の皮膚の炎症やかゆみに悩む人におすすめなのが、オリエンタルバイオ株式会社が販売する植物性ラクトバチルス乳酸菌サプリメント「アレルナイトプラス」です。
植物性乳酸菌たっぷり100mg配合サプリ「アレルナイトプラス」
乳酸菌のほかに、最初に紹介した肌によいビタミン「ビオチン」もしっかり入っています。このアレルナイトプラスには、よい睡眠をサポートする成分「ギャバ」も入っているので、夜中の頭皮のかゆみがひどくてあまり眠れないという人にもおすすめです。
アレルギーの人向けに作られたサプリメントなので、アレルギー反応を起こしやすい成分や添加物も入っていないので、安心して飲むことができます。